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Marvin Gaye

マーヴィン・ゲイ(Vo)の音楽からは多大な影響を受けた。彼のアルバムは(ブート海賊盤も含め)かなり多く存在するが、正規リリースのアルバムは全て所有しているし、うち何枚かは自分にとって不滅の名作として愛聴盤でもある。ごく一般的には彼の不朽の名唱「What’s Goin’On ?」について何か甘口の一言を?!(笑)などと聞かれそうなところだが(そういう3流音楽誌にありがちなインタヴュー的質疑には)、あえて答えたくない。…“Fly Me to the Moon”なるポピュラーソングは一般的にも有名な楽曲だが、実はこの曲、最初は“In Other Words”というタイトルで、発表当初は全くヒットしなかった…のだが、1969年、アポロ11号が月に行き、人間が初めて月に降り立った時を記念して、フランク・シナトラが歌詞を変えて“Fly Me to the Moon”として歌ったところ、それが世界的に大ヒットした。- 内外多くの歌手がこの曲を好んで歌うし、僕自身も今までピアニストとしてこの曲の歌伴奏を(察するに)600人は伴奏してきただろうと察するが…その600人の中で、594人はインチキ歌唱だ。残る優れた6人の歌い手さんは、●●●●さんと、●●●●さん、他4名のみ。では、この楽曲の最高の歌唱は??と言うと、それがマーヴィン・ゲイだと確信する。この想いは、ここ25年変わらない。左側CDがその問題の歌唱を収録した問題作。右側が、マーヴィン・ゲイが敬愛する Nat King Cole の愛唱歌を自分の解釈で歌い上げた、いわゆる隠れた名作。マーヴィン・ゲイのベスト3アルバムは??と聞かれて、この2枚を選ぶ識者はおそらく居ない(だろう)けれど(笑)、ファンであれば知っておくべきマーヴィン・ゲイの大切な一面を記録したアルバムで、彼がいかにジャンル枠を超えた素晴らしい歌手〜音楽家であったかを実証する問題作 – だと僕は今も思っている。

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