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Viola Works

クラシカル音楽においてはある意味、ヴァイオリンは花形楽器であり奏者も注目を浴びることが多い。次いでチェロも比較的人気のある弦楽器だ。しかし、その狭間に位置するヴィオラは何故か?両者の影になっている楽器という一般的印象を受けるのは僕だけではないだろう。オーケストラにおいてトップラインやメロディラインを演奏することがないという存在からか?どうしても和声構築の一部という見方をされてしまうのか?理由はよくわからないが、注目度の低い存在であるヴィオラ。調弦はヴァイオリンよりも5度低く、C(ド)、G(ソ)、D(レ)、A(ラ)。協奏曲作品もヴァイオリンのそれに比べて極度に少なく、探し出すのも至難なくらいだ。演奏音域はバイオリンより低く、チェロより高い音域…人声に例えると、ほぼアルト音域に該当する。音色は非常に魅力的でエナジーがあり、中音域を担うヴィオラは、オーケストラハーモニー構築にはバターノートを奏でる欠かせない存在だといえる。–僕はここ最近、ヴィオラの音色にすごく魅せられている。作品ソースが極度に少ないので、なかなかCDも出逢いが難しいのが現状だが…スイス出身のユダヤ人作曲家@エルネスト・ブロッホ(Ernest Bloch,1880-1959)のヴィオラ&ピアノのデュオ作品、ショスタコーヴィッチのヴィオラソナタの2枚を最近購入した。というのは、次の自身のCD作品制作にはヴィオラを起用してみたいなぁ〜とイメージしているから、いろいろ編曲や作曲の構想を練り始めたい…という想いからだ。察するにおそらく(浅薄無知の)僕などが知らない神秘的宝物音源が捜せばまだ存在するはず…ヴィオラへの憧憬と興味はますます深まるばかりだ。

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