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Ahmad Pejman

ケマンチェという楽器の音色にとても魅せられる。アラブ音楽、とりわけイラン音楽では頻繁に使用される撥弦楽器だが、平均律(12音)音楽の範疇では扱えないくらいの微分音を駆使するため、音程の調節には奏者が伸ばした爪を使って演奏するらしい。近年ではスチール弦が使われているらしいが、音色は少しヴィオラに近い成分もある(?)ようにも思えるが、クォータートーンや微分音を駆使して演奏されるので、やはり全く別世界の素晴らしい民族楽器だ。

ここ最近は、イスラム音楽全般、アラブ音楽、レバノン音楽といった日本では手に入りにくい音源ソースを少しづつ集めながら、優秀なケマンチェ奏者の妙技に出逢えるのが、ささやかな楽しみの1つでもある。

Ahmad Pejman (アフマド・ペジマン) というイランの作曲家の作品からかなりインスパイアされたこともやはりケマンチェという楽器からいざなわれたご縁であった。彼のCD作品は執念で捜してみたものの日本ではほぼ入手困難なのが実状…3年かけてようやく収集したのがこの2枚の作品。中東への旅行は自分にとってはなかなか実現が難しい永遠の命題〜憧れであるが、誰か友人で中東に旅する人に代金をお預けして、現地で買ってきてもらうのが手っ取り早いと思っているのだが…今のところ僕の友人の中で中東への旅を予定している人には未だ出会えていない。

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