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JULIO SOSA

僕はスペイン語の美しさが大好きだ。言語として本当に美しい… と感じるのは、スペイン語と英語だけ。(残念ながら日本語をそういう意味では美しいなぁと感じたことは56年間たったの一度たりともない)…僕がスペイン語学校のクラスに通ったのは、30代半ばだった記憶があるが、当時 仕事の忙しさにかまけて挫折し、スペイン語の研鑽は中断してしまったが、また再奮起して勉強したいなぁ〜と思い始めているこの頃だ。残り少ない自分の人生の中で、1つの目標〜夢でもある 「流暢なスペイン語を話せるようになる」 — ということを勝ち取りたいなぁと思い続けている。

–「音楽は言葉の壁を越えるよね」… などとありきたりのことを言う人をたまにお見かけする。申し訳ないが、僕の最も嫌いな言葉の1つだ。僕は 「言葉の壁を越えれるのは語学力でしかない」 … と自身の海外生活で実感している。

さておき… 現在、地球上でスペイン語を公用語とする国は21ヶ国あるとされるが、スペイン語が音楽進化や発展に及ぼした影響力は計り知れない。スペイン語圏音楽はその音楽形態も様相も多種多様で個々に素晴らしいし、とてつもなく奥深い。特に本国のフラメンコ、キューバ音楽、メキシコ音楽、アルゼンチン音楽には特筆すべき深遠なる味わいとアイデンティティーがある。

さて今宵はアルゼンチン(タンゴ)の重鎮歌手 @ JULIO SOSA(フリオ・ソーサ)のロマンティシズムに酔いしれる。昔、30歳代後期に●●●●というタンゴ歌手のサポート仕事をさせていただいていた時に、CARLOS GARDEL(カルロス・ガルデール)などの音楽にはのめり込んだことはあったけれども、、、僕はガルデールよりも JULIO SOSA / フリオ・ソーサ (1964年に交通事故により他界 – 享年38歳のタンゴ歌手) のほうに一票を投じたい。

この音源はアルゼンチン版の昔のカセットテープ。実は最近、ヤフーオークションで格安(¥160)で落札した宝物!!(😊) 古い録音なんだけれど… 良き時代(察するに 1970年代?)の空気感、レコーデイングスタジオ内のマイクと奏者との距離、息づかい、サポートミュージシャン達の音楽(タンゴ)に対するアフィシィオン(愛敬心)までがひしひしと伝わってくる録音。この生々しいリアルさと臨場感… 不思議とCDからだと伝わってこないんだよねぇ〜。アナログLPとカセットテープからは何故か?それが聞こえてくる… なんだろう、この音の成分と栄養分は。。。残りの人生、1度でもいいからアルゼンチンに行ってみたい、そして彼等巨匠の弟子達と同じ空間〜空気に呼吸してみたい。それは僕の1つの夢。

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