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武満 徹

武満 徹(1930〜1996)…日本が世界に誇る現代音楽作曲家の逸材。僕は武満さんの音楽から常に「霊的」なものを感じる。彼の音楽に深く感銘を受け、興味を抱くようになったきっかけは、黒沢映画の音楽のいくつかだった。単にフィルムの寸法や情景に合う(かのような)使い回しされ尽くした陳腐なメロディの陳列に終始する(韓流ドラマのような)音楽は、映像を観ているほうが恥ずかしくなる。そのような3流BGM とはまるで次元が違った。その「人間にとっての音」は、耳から以上に僕の毛穴から入って、身震いがした。….「聴く」ということは勿論大事なことには違いないのだが、私達はともすると記憶や知識の範囲でその行為を意味づけようとしがちなのではないか。本当は、聴く- ということはそうしたことを超える行為であるはずである。それは音の内に在るということで音そのものと化すことなのだろう。(武満徹 談)30代後半から彼の音楽を貪るように聴きまくった。「波の盆」には涙し、「ピアニストのためのコロナ」ではとてつもない鳥肌の連続を体験した。左側CDは、オーストラリアのピアニスト@ロジャー・ウッドワード氏が1973年に録音した「武満徹ピアノ作品集」…廃盤で長い間ずっとずっと探してた激レア盤、先日ふらっと立ち寄った自宅近くの古本屋のワゴンセールで奇遇偶然にも発見!!ウォ〜ついに見つけた!!もちろん即買(¥300!)笑 …“商品希少性価値”を全く知らない古本屋のおじさん、ありがとね!!

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